競泳日本選手権出場者は東大生と一緒

2016/12/27

いや、まぁ残念ながらみんなが勉強して受かるってことではないですが。ちょっと読んでみてくださいね。

昨日はみんなでドリル勉強と先日のワールドカップまで現役だった女子競泳選手の体験。短水路日本選手権で表彰台経験もある子でした。

新しい感覚が楽しかったらしく競技としてやってみたいと。競泳のレベルが高い選手が入ってくるのは業界の活性化にも繋がるし、普及にも繋がるので嬉しい限りです。競泳の日本選手権出場者でここ数年フィンに参戦してちゃんと定期的にトレーニングした人は、僕が知る限りほぼ全員が日本代表にたどり着いてます。身体能力が高いからでしょと思うかもしれませんが、僕から見るとそうではなくて、競泳で培った技術や体力の差というより、

トレーニングに対する姿勢
キツイ練習の頑張り方
自分を律することができる
やると決めたら逃げ出さない
競泳選手としての意地
etc

なんかが違うなぁという気がします。

んじゃ競泳の日本選手権ってどのぐらい難しいの?って話なのですが簡単にまとめてみます。競泳の日本選手権に出られるのは国内約10万人程度の競泳競技者の中で1000人以下です。上位1%を切っているわけです。つまりはこれって正規分布の偏差値換算なら73以上に相当するわけで、学校の勉強で考えればかなりのエリートなんですよね。偏差値73って聞いたらすげーってなりますよね。

東京大学の偏差値

https://passnavi.evidus.com/search_univ/0220/difficulty.html

僕の仕事である大学受験産業で言えば上位1%というと70万人程度の毎年の受験生の中から東大と国公立の医学部に行く人があわせて約7000人なんですね。ですからその程度のレベルがちょうど上位1%ぐらいに相当します。なので競泳の日本選手権にいく難易度と、東大に行く難易度はほぼ同じぐらいだと言えるかと思います。

(実際としては競泳選手ってクラスに半分程度いる水泳の習い事していた子からめぼしい子をコーチが声掛けして選手をスタートしていて、その中からの上位1%ですから、僕自身は東大に行くよりは難しいと思ってます)

ですから競泳の日本選手権出場者の皆さん。皆さんがやってきたことは最低でも東大に行くことと同じぐらいには難しいことなんです。胸を張りましょう。

  1. 匿名 より:

    昔から娘に言って来たことです。
    正規分布で説明するところなどさすがです。
    1年で練習している時間、1日で練習している時間を勉強にあてれば、東大は愚か好きな大学に入ることはできると思います。むしろ、センス、才能も大きく影響するので、競泳の方が難しいと思います。

  2. kakizoe より:

    コメントありがとうございます。

    勉強もセンスや才能はあると思います。僕は中学校までは何も勉強しなくても正直に言って学校の勉強でわからないところは一つもありませんでした。なので、高校に入ってつまずいたとき、どう対応すればよいかすらわからなくて困った記憶があります。
    どちらにしろスポーツも勉強も正しい努力が必要だと思います。

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