ドレッセルのスタートがヤバすぎる件について

2018/03/29

お久しぶりです。

ちょうどアメリカでNCAAが終わり、ドレッセルがバタフライ、自由形で驚異的なアメリカ新記録を更新して衝撃を与えました。これは、幸運にも今年辰巳で行われるパンパシでなかなか破れなかった高速水着時代の世界記録を破るシーンが見られそうです。僕もチケットとろうかなと。

去年の世界選手権の活躍でバタフライと自由形がとんでもなく速いのはもう皆さんもご存じかと思うのですが、実は先日100ヤードの平泳ぎもアメリカ新記録を樹立しました。
そのレースがswimswamに分析されていました。
まぁ彼のレースを見たことある人ならずば抜けてスタートが速いのはご存知かと思うのですが、あまりにそのレース分析がとんでもなさすぎたので。

とりあえずレース動画を見てみてください。

まず飛んで1かき1蹴りでどこで浮上してるねんと。これヤードのプールなので分析にもありますが、17mだそうです。

分析

こちらが記事内にある分析です。
見てください。ドレッセルの15m通過。5秒39

はい、良い子の皆さんは自分の15m通過を測定したことありますかー?
1かき1蹴りで5秒39!?は?
って感じです。水泳を真剣にやったことある人orマニアならよくわかるはずこのヤバさ。

まず記事内では平泳ぎで圧倒的な世界記録を保持しているピーティと比べられています。
ピーティは15m通過が6秒46。なんとその差1秒07。

まぁピーティはスタート苦手ですからね・・・。
日本のトップ選手を見てみましょうか。
2017年日本選手権50m平泳ぎ決勝の15m通過TOP3

3位 新山政樹 6秒29
2位 小関也朱篤 6秒27
1位 松村優樹 6秒24

おいおい・・・ピーティには勝ってるけどドレッセルには遠く及ばないな・・・。
1番速かった松村くんですら0.85秒差つまり1.5mあるわけです。
いや・・・とんでもないな。

ということで2017年日本選手権の科学委員会の分析データ全て見直しました。わたし。pass:kagaku
バタフライも全部見ましたが、やはり自由形のほうが15m通過は速いんですね。

ということで日本最速のスプリンター達の争い。50m自由形は下記の通り。

2017年日本選手権50m自由形予選15m通過TOP3

3位 塩浦慎理 5秒42
2位 古賀淳也&松井浩亮 5秒41
1位 中村克 5秒36

え・・・

全種目中最速であろう50m自由形の15m通過で勝ってるの中村克くんだけ・・・。
ということで最後の望みをかけて決勝。

2017年日本選手権50m自由形決勝15m通過TOP3

3位 中村克 5秒39
2位 塩浦慎理 5秒36
1位 古賀淳也 5秒32

ということでなんと中村克くんと同タイム・・・。
日本屈指のスプリンターが必死で飛んでドルフィンキック打って浮上してきたのと
ドレッセルの平泳ぎの1かき1けり中の15通過がほぼ同じなんです・・・。

いやぁもう意味がわからないです。
水中映像がないのであまり分析できることがないのが残念。
どなたかドレッセルのスタート後の水中映像出してくれないかな・・・。

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