オリンピックとパラリンピックが進むべき道
2016/02/02ドイツの義足アスリート、マルクスレーム選手がリオ五輪への出場
彼は走り幅跳びで義足を踏み切り足にして、昨年8m40cmとい
そんな彼がパラリンピックではなく、オリンピックへの出場を求め
このことを皆さんどうお考えになるでしょうか?
もともとパラリンピックはリハビリの色が濃いものでした。それが
パラリンピアンのオリンピック挑戦ということであればピストリウ
2008年にオスカーピストリウス選手が健常者に匹敵するタイム
この時はどちらかというと「出してあげればいいじゃないか」 という意見が多かったように思えます。 なぜならば彼がメダルをとることはほぼ不可能だと皆が思っていた からです。
しかし今回はかなり事情が違います。 レーム選手の競技レベルが高いため、 金メダルの候補にあげられるのです。 こうなると世間は手のひらを返し始めたのです。
「義足はズルい」
レーム選手の跳躍は、走速度と飛び出し速度などの関係から健常者とはかなり違うメカニズムで跳んでいることが判明しています。
彼もそれ自体は理解していると思います。ただ、彼は世界の他の義足ジャンパーを1m以上突き放すとんでもないパフォーマンスを見せるアスリートであることは間違いないと思います。私も「義足を履いているから跳べる」という単純なものではないことは理解しています。
それでも私は義足ジャンパーと健常者を同じ基準でメダルを争わせることには反対です。
なぜならば、もし義足のほうが有利だと考える健常者の選手が出てきた場合、自ら足を切断する選手が間違いなく現れるからです。
そんな馬鹿な?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アスリートの勝利への欲求というのは異常なレベルなのです。私だって世界一になれるのなら寿命を30年差し出してもいいと思うぐらいなのです。
スポーツをスポーツとして、世の中の娯楽として位置づけるためにはそういうルールは必要だと思うのです。
ただし、オリンピックとパラリンピックは別開催する必要は無いと思います。いつか柔道などの階級制のように「健常者の部」「義足の部」「車いすの部」などといったわけかたで開催出来ればいいなと思います。
彼はオリンピックへの出場を求めていますが、参考記録扱いでも構わないと言っています。ただ素晴らしいパフォーマンスをたくさんの人に見てもらいたいのだと。
ちなみに2/20にはロンドンオリンピック金メダリストのラザフォード選手と同じ舞台で競うことが決まっています。まずはその結果を受けて世論がどちらに向くのかに大変興味があります。
ご興味が湧いた方は是非こちらのサイトをごらんください。
せめて踏切足が義足でないなら、五輪出るのもありかな…と思えるけど、義足の方で踏切ったら、それは違うと思う。
現状だと100mを片足義足の人が健常者の記録を超えたりしていないので、それでよいかと思いますが今後どうなるかわかりませんね。
僕は別カテゴリで戦えばいいんじゃないかと。体重制みたいなものなのですから。