水泳のリオ五輪選考会を勝手に解説してみる2日目

2016/03/31

【女子100mバタフライ】
なんと言っても注目は池江璃花子選手でしょう。中学1年生の終わりに50m自由形の中学記録を叩きだしてから、次々と記録を塗り替えていく様はまさに天才少女という名に相応しいもの。自由形を中心に記録を塗り替えていましたが、昨年のワールドカップでこの種目でまず日本記録を樹立しました。2015年、2016年ともに世界ランキングは8位。168センチの長身と長い手足から繰り出される大きなストロークはまだまだ可能性を感じさせます。
派遣標準記録57秒77の突破はもとより56秒台にのせられるか、どこまで近づけるかが見どころ。2015年以降56秒台を出したのは世界でもサラシューストロム選手ただ一人。56秒台が出せるとオリンピックでのメダルも見えてきます。ちなみに前回のロンドン五輪の銅メダルは56秒94。
2番手争いは長谷川涼香選手と星奈津美選手になるでしょう。二人共200mバタフライも得意な選手ですので後半の追い上げに期待したいところ。池江選手は高校一年生、長谷川選手はまだ高校二年生。ちなみに池江選手は4月から長谷川選手と同じ淑徳巣鴨高校に進学する予定になっています。
池江選手は高校一年生とは思えない大人びた雰囲気で美女スイマーとして今後さらに人気を博しそうです。

【男子100m平泳ぎ】
北島康介選手を中心に日本のお家芸とも言われた平泳ぎですが、派遣標準記録である59秒63は2015年以降日本人で突破した選手がまだいません。200mが得意な小関也朱篤(やすひろ)選手を中心に北島康介選手、立石諒選手あたりが絡んでくるレースになりそうですが、この種目は接戦で抜け出た存在がいないというのが正直なところです。
個人的には同い年の北島康介選手がどこまで仕上げてくるかにとても興味があります。2000年のシドニーオリンピックで4位となり、2002年には世界記録を樹立。2004年アテネ、2008年北京のオリンピックでは2冠2連覇の大偉業。3連覇に挑んだロンドンオリンピック選考会では自身の日本記録を更に更新したものの、オリンピック本番では5位に終わりました。
すべてを手に入れた北島選手ですが、それでも現役続行し、リオオリンピックにチャレンジしています。
私が現役だった2000年頃は水泳はテレビ放送もほとんどありませんでしたし、日本選手権の観戦も無料で、選手席と観客席も一緒でした。水泳選手がCMに出たりテレビ番組に出たりということもほとんどありませんでした。
日本の水泳界のすべてを変えたのは北島選手だと思います。
その彼が肉体的ピークを超えたであろう33歳でなぜまだ現役を続けるのか。彼がどこまでやれるのか。そして彼のモチベーションは一体なんなのか。全てに注目。
世界記録は昨年アダムピーティ選手が樹立した57秒91というとんでもない記録ですが、2015年以降58秒台を出したのは世界でたった3人。ここにどこまで近づけるかで個人のメダル、そして男子メドレーリレーでのメダルにもつながってきます。

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