水泳のリオ五輪選考会を勝手に解説してみる3日目

2016/04/03

さてさてようやく3日目に突入。昨日は池江選手の涙に感動し、北島選手のレースに呆然としてしまいました。
それにしても選考会はやっぱり最高に面白い!
昨日の準決勝を見ての見解も追記しました。

【男子200m自由形】
-事前予想-
派遣標準記録である1分46秒10を2015年以降突破しているのは日本記録保持者である萩野公介選手のみ。ぜひもう1名に突破してもらいたいこの種目。日本の自由形は弱いと言われ続けてきましたが、この2.3年一気に世界レベルまであがってきました。これも萩野選手効果かもしれません。
ですが、この種目はなんといっても男子800mフリーリレーへのメンバー入りという視点が面白いです。2015年の日本ランキング上位4名である萩野公介選手、江原騎士選手、小堀勇気選手、松田丈志選手の記録を単純に足すと7分6秒87。リレーでは2泳者以降は引き継ぎが行えるので個人種目と較べて約0.5秒は速くなります。3人が引き継ぐタイムを考慮すると7分5秒37。2015年世界選手権の銅メダルはオーストラリアの7分5秒34。完全に射程圏内になります。ちなみに2年前のパンパシでは、アメリカと大接戦を演じて0.17秒差で銀メダルを獲得しているので非常に楽しみなリレーとなりそう。
昨年の日本ランキング上位4名に加えて、萩野公介の同僚で東洋大学の天井翼選手、そして2年前のパンパシのリレーで1分45秒78という素晴らしいタイムで泳いだ実績がある坂田怜央選手あたりが名乗りをあげそう。
ロンドンオリンピック優勝のアニェル選手がフランス選手権で3位となり個人種目での出場は難しそう。萩野選手には個人でもメダルをぜひとっていただきたいです。

-準決勝を終えて-
坂田怜央選手がまさかの予選落ち。準決勝のレースを見ても萩野公介選手の優位は変わらないでしょう。レース展開的には萩野選手と前半のスピードが持ち味の江原騎士選手とともに100mを51秒あたりでまわるような展開になりそう。萩野選手にはぜひ44秒台への突入を期待したいところです。その他の選手は激戦となりそう。後半持ち味の松田選手、小堀選手、そして準決勝を見ると小松巧選手も前半を離されずにまわれれば勝負になりそう。準決勝3位から8位まではたったの0.9秒しかありません。ぜひ3人以上が46秒以内で泳ぐようなレースを期待したいところです。
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【女子200m自由形】
-事前予想-
派遣標準記録は日本記録を上回る1分56秒82。リレーの個人派遣記録は1分58秒96。
2015年日本ランク1位は唯一の1分57秒台を記録した五十嵐千尋選手。それに続くのは池江璃花子選手と持田早智選手のルネサンスの高校生コンビ。持田選手は1学年上でもありますし、得意の200では意地でも勝ちたいところです。
その後ろにも高野綾選手、青木智美選手、山根優衣選手と大学生がつづきます。社会人選手の反撃にも期待したいところ。
5年破られていない日本記録の更新、そしてできればリレーを考えるとなるべくたくさんの56.57秒台を期待したいところです。

-準決勝を終えて-
順当に有力選手が決勝へ駒を進めました。池江選手は昨日100mバタフライで代表権を獲得したので安心して思い切ったレースができるでしょう。五十嵐選手も400mでは派遣標準記録には届かなかったものの、前半から積極的なレース展開をしていました。56秒台を出すには前半を57秒の前半あたりでまわりたいところ。この辺りが日本新記録が出るかどうかのラインになりそう。

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【女子100m平泳ぎ】
-事前予想-
日本記録保持者で200m平泳ぎでは既に代表内定している渡部選手は今大会はこちらに力を注いでくるかもしれません。オリンピックでの金メダルには、スピード強化が必須だと思われるからです。5秒中盤までくるとこちらの種目でもメダルの期待が高まります。
これに続くのはロンドン代表の松島美菜選手、池江選手と共に黄金世代と呼ばれる今井月選手、そしてロンドン銀メダリストの鈴木聡美選手、そして今年に入って絶好調の金藤理絵選手。
派遣標準記録は1分6秒87。この種目は3人、4人と突破するハイレベルな戦いになる可能性が高いです。

-準決勝を終えて-
こちらも有力選手が順当に駒を進めました。金藤選手は予選で1分6秒台を出し、絶好調かと思われましたが、準決勝は少し力んだのか7秒へ。準決勝まで見たところ、渡部選手、鈴木選手、金藤選手の3人が有力な候補となりそう。鈴木選手が前半を31秒に近いところで折り返し、それを後半得意な渡部選手、金藤選手が追う展開となるでしょう。

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【男子100m背泳ぎ】
-事前予想-
派遣標準記録は53秒46。昨年国内で突破しているのは言わずと知れた入江陵介選手のみ。彼に続いて2009年世界チャンピオンで昨年から復調してきた古賀淳也選手、そして私の大学の後輩で昨年世界選手権代表となった金子雅紀選手を中心とした争いとなりそう。
入江陵介選手の世界一綺麗な泳ぎは健在で、泳速だけなら世界一。ただバサロが他の選手と比べると苦手で、ここにバサロが得意な古賀選手、金子選手に付け入る隙がありそう。金子、古賀両選手のバサロは世界トップレベル。是非ご覧いただきたいところであります。
続くのは長谷川純矢選手、昨年バタフライで代表入りした川本武史選手あたりか。
高速水着時代以降入江選手以外が52秒台に突入していないので、ぜひ52秒台での代表権決定に期待したいところ。

-準決勝を終えて-
入江選手の調子がイマイチな印象ですが牙城は高そう。逆に古賀選手は近年なかった良い泳ぎをしています。川本選手は予選は非常に良い泳ぎをしていましたが、準決勝では持ち味の前半の飛び出しが見られませんでした。決勝では思い切って前半から突っ込めるかが勝負となりそう。
古賀選手、川本選手が25秒5前後で50mをターンし、後半強い入江選手、金子選手がそれを追う展開となりそう。大学の後輩で仲良くしている金子に代表権をとって欲しいです!
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