武井壮「オトナの学校」

2016/04/30

僕は武井壮さんと為末大さんがすごく好きです。僕自身はどちらかと言うと考え方としては為末さんと似ている部分があり、自分とはだいぶ違う立ち位置である武井さんの思考に憧れると言った感じです。

この動画は武井壮さんがとある大学で特別授業をした映像です。とても勉強になるし、勇気付けられるものなので中、高、大学生の若者はもちろんのこと、どちらかと言うと大人の皆さんに見ていただきたいなと思います。とりあえず動画を見て僕が思ったことをツラツラと書いときます。

人って腕を真っ直ぐあげることすらままならないんですね。うそー?と思ったあなた。鏡の前で目を閉じて腕を水平にあげてみてください。水平より高くなりませんでしたか?そうなんですよ。僕たちは自分の体の動かした方を把握できていないんですよね。自分の視界から外れたところでなにが起きてるか、ほとんどのひとは正しく理解できていません。
そこで武井さんはまずは自分の体の動かし方を覚えようと。それすら完璧に覚えられたらテレビで見たあの選手の動きを体得する時間を激減させられると思ったそうです。いやぁ凄いですねこんなこと考えられるのは。スポーツにおいて天下の筑波大学にいましたが、そんな考えは誰も教えてくれませんでした。

陸上の日本選手権は男女合わせて約50種目。1種目にエントリーするのは50人なので日本最高の大会には約2500人出ていると。国立競技場はだいたい5万人はいるので1人たった20人連れてこられれば満席になる。でも、陸上の日本選手権が満席になったことはないとのこと。
これは僕らのフィンスイミング競技でも同じですね。横浜国際プールは約2000席。出場選手は例年約400人程度でしょうか。1人の選手が5人観客を連れてこられれば満席になるんですよね。でもそんな状態になったことは一度もないでしょう。年にたった一回の日本一を決める大会に、選手の家族以外の観客は100人いるかいないか。しかもフィンスイミングの場合は入場料無料です。それでも僕らにはまだその程度の価値しかない。見に行きたいと思ってもらえる価値がないんです。

悔しくないですか。みんな選手が努力してるのを僕は知ってるんですよ。でもまだその魅力をきっと伝えきれていないんだと思います。

それは競技レベルとは関係ないことだと思うんですよね。そのことは春日さんを含めた芸人さんが実証してくれたと思うんです。悔しいですよ僕は日本選手権よりジャパンマスターズの方が観客多いなんてことが。

長々と書いてきましたが、とりあえず動画を見てみてください。

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