3人の世界記録樹立者を見比べて改めてわかる北島康介の凄さ

2017/01/30
直近3人の日本人の200m平泳ぎの世界記録樹立者の50mづつのストローク数とラップタイムをまとめてみました。

 

13、15、16、21
計65
50m 28″95
100m 1’01″33(32″38)
150m 1’34″02(32″69)
200m 2’06″67(32″65)

 

14、14、15、18
計61
50m 28″91
100m 1’01″27(32″36)
150m 1’34″24(32″97)
200m 2’07″51(33”27)

 

16、16、17、21
計70
50m 29″16
100m 1’01″72(32″56)
150m 1’34″78(33″06)
200m 2’07″01(32″23)

 

世界記録を樹立した渡辺選手は193cmという身長を生かした大きな泳ぎで150までをまとめて、ラスト50mは一気にピッチ泳法に切替えています。そして50m以降のラップはほぼ同タイムで維持する離れ業ですね。泳速度に対する感覚が優れているのかもしれません。落ちて来たと感じて微調整を行っている可能性が高いかと。
ですが、こうやってまとめてみて改めて感じるのは北島康介選手のストロークの少なさです。水泳は水という流体の中で行うため非常に大きな抵抗と戦います。そして流体内では物体は長いほうが抵抗が小さくなります。(なので、ボートなどは進行方向に非常に長い形状になっているのです)ですので身長が高いのは水泳においてはかなりのアドバンテージになるのですが、193cmの渡辺一平選手に対して北島康介選手は177cmしかありません。それでもストローク数は4ストロークも少ないのです。特にラスト50mは残り二人と比べても3ストローク少ないです。それだけ彼の水中姿勢がキレイだったということでしょう。あと、最近競泳とフィンをやっていて思うのですが、一定以上のレベルの選手の泳速度の差は推進力の差より抵抗を消す能力の差によってついている気がします。
あと、2012年に世界記録を樹立してから、東洋大学に進学して本当に苦しんだ山口選手。これで世界記録保持者という呪縛からも解かれます。彼が現役を続行しているのかどうかは僕にはわかりませんが、「水泳を嫌いになるまで続けたい」というコメントを見たことがあるので、また東京に向かって復活してくれることを願っています。

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